当院のご案内
医院概要
診療科目 | 小児科、アレルギー科 |
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院長 | 鈴木 正之 |
住所・電話 | ●住所:〒426-0066 静岡県藤枝市青葉町5丁目11番30号 ●電話:054-636-3360 |
診療時間 | ●受付は診療終了時間の30分前までとなります。 ●一般診療は予約できません。予防接種・乳児健診はお電話にてご予約ください。 |
診療について | ※お子さまの体だけでなく、心や成長も診ています。必要があれば専門医への紹介もいたします。 ※予防接種は成人の方も受けられます。 |
診療方針
診療の基本は、“病気を診る”のではなく、“人間を診る” ということです。病気が良くなると同時に、今後、同じような病気になった場合、どのように対処すれば良いのかお子さまや保護者の方に理解していただければ、健康や育児の不安もだいぶ解消されると考えています。
小児科医はお子さまの体だけでなく、心や成長なども診ています。その結果、発熱の原因が風邪とは異なる病気であったり、訴えや症状と関係ない病気が発見されることもあります。
これまでの小児科医としての経験や、自らがこどもを育てた経験をもとに、上記のような姿勢で皆さんと接していきたいと思っております。
特色とする診療法
「気管支喘息」や「アレルギー性鼻炎」で、減感作療法を行っています。これは薬や日常生活の注意をしても症状が改善しない場合、アレルギーの原因になっている物質に対して、感受性を低くする目的で行われます。
ただし、適応になる患者さんは一部の方であり、症状が改善するまでに長期間かかる治療ですので、根気が必要です。減感作療法を始める場合は、ご家族の方とよく相談をさせていただいてから行っております。
スギ花粉症に対する舌下投与によるアレルゲン免疫療法(減感作療法)について
◎スギ花粉症が強くてお困りの患者さんへの朗報です。
飲み薬や鼻の処置だけでは、症状の軽減はできても体質改善はできません。減感作療法が体質を改善する唯一の治療ですが、従来は注射による方法しかなく、毎週のように医療機関を受診して痛い思いをして治療するしかありませんでした。
注射に代わり1日1回、舌下にスギ花粉エキスを投与する新しい減感作療法ができるようになりました。この方法ですと、痛みはなく、自宅で治療できるようになり、医療機関を受診する回数も減らすことができます。日本アレルギー学会専門医として、個々の患者さんに合った最適な治療を行います。
ただし、
①他の花粉やハウスダストなどにも強く反応する方には治療効果が弱い
②長期間にわたって舌下への投与を続ける必要がある
③治療開始時期に制限がある
④まれにショックなどの副作用がある
⑤適応は5歳以上の方のみ
など留意する点もいくつかあります。
しかしながら、スギ花粉症の根本的な治療として画期的な方法ではありますので、飲み薬や通院だけでは症状が強くて、毎年春になると辛い思いをしている患者さんで、根気よく治療してみようと思われる方はぜひ当院の医師にご相談下さい。
ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対するアレルゲン免疫療法(減感作療法)について
◎ダニアレルギーが強くてお困りの患者さんへの朗報です。1日1回、ダニ抗原の錠剤を舌下で保持し、唾液を飲み込む新しい減感作療法です。
スギ花粉エキスの舌下投与と同じように、痛みはなく、自宅で療養でき、医療機関を受診する回数も減らせます。
ただし、以下の患者さんでは本療法は受けられません。
①5歳未満の小児
②病因アレルゲンがダニ抗原ではない
③重症の気管支喘息を合併している
④本剤の投与によりショックの既往歴がある
⑤悪性腫瘍、または免疫系に影響を及ぼす全身性疾患がある
本剤の投与による副作用は、ほとんど軽微なものしか起こりませんので、通年性アレルギー性鼻炎でお悩みの方は、ぜひ当院の医師にご相談下さい。